2009年12月23日水曜日

原田マハさん「憧れの人」/「最高のブランチ」

みなさんこんにちは、Google「さがそう。」キャンペーン事務局のルイです。

今日は、第一回日本ラブストーリー大賞受賞、映画化もされた「カフーを待ちわびて」で広く知られ、最新作「翼をください」も人気を呼んでいる、小説家の原田マハさんからの検索ストーリーを紹介させていただきます。

小説家になる前は美術館のキュレーターをなさっていた原田さん。
オランダの芸術家、フェルメールの作品を中心とした検索ストーリーを二つ制作してくださいました!

著名人作品紹介 原田マハさん
1:「憧れの人」

結婚30周年が「真珠婚」であると知った夫。かつて「憧れの人」だったフェルメール作「真珠の耳飾りの少女」 を思い出す。真珠のピアスをサプライズギフトに選び、オランダ旅行に妻を誘って、マウリッツハイス美術館の「真珠の首飾りの少女」のまえで、サプライズギフトをプレゼント。「あれから30年。君こそが僕の永遠の憧れの人になった」(作者)

さすが、としかいいようのない検索ストーリーだと思いました。
「真珠」とうキーワードから想起される1人の男性の憧れの人と奥さんへのプレゼント。
絵画の前で一つにつながるエピソード。美しい情景をイメージさせると共に、愛を感じさせる作品だと思います。


2:「最高のブランチ」

朝食の牛乳が切れていた。無性に牛乳が飲みたくなった。そういえば、フェルメールの絵の中で牛乳を注ぐ女の人がいたっけ 。ニューヨークまで確かめに行ってみよう。朝いちばんでメトロポリタン美術館へ。お腹がすいた~。さて、最高のブランチを食べに行こうか。(作者)

まるで一冊の小説の冒頭のような検索ストーリーです。
サプライズギフトのためにじっくり考えて「真珠の耳飾りの少女」を見に行く夫婦と、最高のブランチを食べに思いつきで「牛乳を注ぐ女」を見に行く人が、空港で遭遇して物語が進む、そんな妄想をしてしまいました。
検索の様子から、2人の性格の違いが明確に表されているのも、原田さんならではのテクニックかもしれません。

原田マハさん、ありがとうございました!

haradamaha.com

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